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杏林大学医学部
形成外科
所在地
  〒181-8611
  東京都三鷹市新川6-20-2
   
   
   


 
 
  しみの種類
  医学用語に“シミ”という言葉はありませんが、日常、患者さんがシミといって来院する色素沈着症には、いくつかの種類があります。
 
 
1. 日光性色素斑
(老人性色素斑)
日常最もよく見かけるいわゆるシミです。頬部や耳前部の日光のよくあたるところに生じる丸い境界 のはっきりした色素斑です。紫外線がその主な原因 と考えられています。比較的取りやすい色素沈着です。
2. 脂漏性角化症 扁平もしくはドーム状に隆起した茶褐色斑が特徴的ないわゆる“老人性のイボ”です。炭酸ガスレーザーを用いて蒸散(削る)治療を行います。大変きれいになり治療成績は良好です。
3. 肝斑 両側の頬部に対称性に生じます。ぺったりとした色素斑であることが多いです。やや取れにくく、時間がかかります。
4. 雀卵斑(ソバカス) 細かい円形の色素斑です。本来皮膚科学でいう雀卵斑は、先天性のものをいいます。取れやすいですがやや再発傾向が認められます。
5. 色素性母斑(ホクロ) ホクロは良性の腫瘍ですので炭酸ガスレーザーによる蒸散治療か外科的切除が必要になります。
6. 後天性真皮メラノサイトーシス
(ADM)
両側の頬骨部や鼻翼部にやや黒みの強いソバカス様の丸い色素斑が特徴的です。従来は太田母斑の一種だと考えられていました。最も治療に難渋する色素沈着症の1つです。レーザー治療とトレチノイン治療の両方を上手に組み合わせる必要があります。
   
 
メラニン沈着に対する治療方法
 
メラニンを皮膚から取り除くための方法としては大きく分けて2つの方法があります。
I. レーザー用いてメラニンや母斑細胞などを破壊する方法
II. トレチノインなどの外用剤でメラニンを排泄させる方法
実際にはレーザーにも選択的なもの非選択的なものがあるため、以下のように大きく分けて3種類の方法があります。
   
 
1  

メラニンを選択的に破壊するレーザー
(ルビー、アレキサンドライト、Nd:YAGレーザー)

2  

非選択的に組織を破壊するレーザー
  (炭酸ガス、Er:YAGレーザー)

3  

トレチノインを用いてメラニンを排出させる