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杏林大学医学部
形成外科
所在地
  〒181-8611
  東京都三鷹市新川6-20-2
   
   
   


 
  目のくまの治療
 
 
目のくまとは?
 くま“隈”という言葉を国語辞典で引くと、影とか、凹みと記されています。
要するに、くまというのは、凹みによって生じる影によって、目元が暗くみえる現象と考えられます。

この影は、やや老けたようなやつれたような印象をもたせるため、嫌われるわけです。

しかしながら、日常、くまを治したいという患者さんを診察していると、本当に色素沈着があるように見える患者さんが、少なからず、存在します。
世の中でいわれているくまの種類をまとめると、
@凹みによるくま A色素沈着によるくま(茶ぐま) B血管拡張(透過?)によるくま(青ぐま)
が、あります。

 

くまの治療

以上のごとく、3種類のくまがあることをふまえたうえで、それぞれに適切な治療をすることで、悩みの種であるくまが、すこしでも
改善させられないか、と治療に取り組んでいます。
 
@凹み(くぼみ)によるくま
これは、鼻頬溝とかといわれている目の下にできる溝が原因で生じる影ですので、手術治療が必要になります。
鼻頬溝の治療には、何種類かあります。
 1. 脂肪注入  これは、腹部や大腿部から脂肪吸引によって採取した脂肪組織を、鼻頬溝皮下に注入する方法です。注入した脂肪組織は徐々に吸収され、2〜4割程度が生着するため、やや多めに注入しなければなりません。
 2. 経結膜的脱脂  目の結膜側から眼窩内脂肪を摘出する方法です。下眼瞼に凸状のふくらみ(Baggy eye)のある方に適応があります。
 3. 経結膜的眼窩脂肪移行術  ハムラ法と呼ばれる下眼瞼の若返り手術(除皺術)は、この下眼瞼のくぼみや出っ張りを治療するのに非常に効果的であることが、報告されてきました。しかし、比較的若い方には皮膚の余剰を切除する必要がないため、経結膜的に眼窩脂肪を移動する方法を考案しました。経結膜ですので皮膚には傷が残りません。
 
経結膜的眼窩脂肪移行術による治療
症例1  
ストロボを発光させた写真 ストロボを使わない写真
手術前
手術前
手術後 2ヵ月
手術後 2ヵ月
結膜側から切開するので、皮膚にはキズが残りません。
 
症例2
手術前
手術前
手術後 3ヵ月
手術後 3ヵ月
 
 
症例3  
 
手術前
 
 
手術後 2ヵ月
 
   
症例4  
手術前
手術前
手術後 2ヵ月
手術後 2ヵ月
 
A色素沈着によるくま(茶くま)
以前より、下眼瞼に太田母斑様の色素沈着が存在することが指摘されていましたが、詳しい報告はまだありません。
われわれは、これらがADM(後天性真皮メラノサイトーシスである可能性を提唱してきました。)

 

トレチノインとレーザーを併用した色素沈着治療
症例1  
治療前
治療後
   
トレチノインとレーザーを併用した色素沈着治療

症例2

 
治療前
治療後