| トレチノイン治療とは |
| トレチノイン(オールトランスレチノイン酸)とはビタミンA(レチノ ール)の誘導体で、生理活性はビタミンAの約50-100倍であり、ビタミンA類の体内での生理活性の本体そのもの です。 |
| トレチノインは日本ではいまだ未認可ですが、米国ではシワ、ニキビの治療医薬品として、FDAに認可さ れており、非常に多くの患者さんに皮膚の若返り薬として使用されています。 |
| トレチノインの皮膚に対する作用には以下のようなものがあります。 |
| 1. 角質をはがす。 |
| 2. 表皮の細胞をどんどん分裂させ、皮膚の再生を促します。 |
| 3. 皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑えます。 |
| 4. 真皮でもコラーゲンの分泌を高め、長期的には皮膚の張り、小じわの改善をもたらします。 |
| 5. 表皮内でのヒアルロン酸などの粘液性物質の分泌を高め、皮膚をみずみずしくします。 |
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| トレチノインによるシミ治療 |
| 表皮の細胞は表皮の一番深い層(基底層といいます)で生 まれてから、徐々に表面に押し上げられてきて、やがて角質となり、最後は垢となって皮膚から剥がれていきます。 |
| この表皮の細胞の一生のサイクルを皮膚のターンオーバーと呼び、約4週間かかることが知られています。トレチノインは、このターンオーバーを促進させ表皮にあるメラニン色素を外に出す働きをします。 |
| 大多数のしみは、表皮の一番深い層(基底層)周辺にメラニン色素が沈着しています。この層にはメラノサイトと呼ばれるメラニンを作る細胞があります。通常市販されている美白剤(医薬部外品)は、メラノサイトがメラニン色素を新しく作る量を減らすような働きをする有効成分が微量含まれてはいますが、非常にその作用が弱いうえに、現在沈着しているメラニン色素を外に出してしまうような作用は全くないため、すでに存在しているしみは良くなりません。 |
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